上の記述のように、播州書寫山の性空上人は、閻魔大王に招かれて冥途にゆきて、獄中の多くの罪人を救ってあげまし
たが、そのお礼として閻魔大王から石札(石の手判)を送られました。性空上人は、秩父巡拝の折、
その手判を札所二十五番の久昌寺に納めたといわれています。
これにちなんで、この久昌寺は通称御手判寺とも呼ばれています。右の写真は、その久昌寺に伝わる
「御手判石」です(久昌寺の境内の案内板より引用)。
また、札所二十三番の音楽寺の裏山には、十三体の石仏がありますが、それらは、性空上人の巡礼に
同行した十三人(十三権者)を表すといわれています。
さらに、秩父札所十三番の慈眼寺の本堂の右手にある一切経堂には、いわゆる十三権者の像が祀られています。
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久昌寺の御手判石
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